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木村拓人

セン馬に同情してしまう衝撃体験

 先日、取材で訪れた牧場で偶然見た光景のお話。
 「すいません、ちょっと取り込んでいるので少し待ってもらえますか?」と声をかけられ、馬屋の方をのぞいてみると、洗い場で鼻を締め上げられ、自由を奪われた馬がいた。?何をしてるんですか??と尋ねると「これから去勢をするんです」という返答。この文章を書きながらでも少し怖くなってしまうのだが、男性のシンボルを取ってしまう作業中だったのだ!!

 去勢の方法はいろいろあるらしいのだが、今回、見たのは下記のような流れ。

?馬は立ったままだが、鼻を締め上げて抵抗できなくする。
?弱ってきたら股間に局部麻酔を注入。
?麻酔が効いてきたら、○タマの皮を切り、ペンチのようなもの(ペンチそのものかも)で…。
?それをもう片方もひと思いに

 見ていてとにかく痛い!男としてこれほど痛いと思うことはないのでは!?と思うほどに痛いそうだった。手術を終えた直後の馬が「ああ…、オレはもう男としての仕事はできないんだな」と言いたげな表情をしていた。これが本当に何もかもが終わったような顔をしていたので、同じオスとして伝わってくるものがあり、思わず涙が出てきそうになった。

 これを見た後はどうもセン馬に同情してしまうようになったのは言うまでもなく、自分は枯れるまで大事にし続けようと心に誓ったのであった。ちなみに、取れた後のモノを触らせてもらったが、プニプニしてめちゃくちゃ気持ちよかった…。グロテスクだったけど。

(栗東想定班・木村拓人)

2010年08月26日

著者紹介

木村拓人

木村拓人

1980年9月6日生まれ、宮城県出身。美浦想定班。時間を見つけては北海道から海外へと脚を運び、そのバイタリティは業界随一。2010年3月に美浦から栗東に移ったが、2012年4月から再び美浦所属となり、活動範囲を広げている。得意レースは2、3歳戦。