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工藤修

パトロールフィルムを見る目が鋭かった若手騎手たち

 全国的にまだまだ猛暑が続いているが、札幌では朝一番、車のフロントガラスには結露がビッシリ。今週は出勤途中(午前5時ごろ)に通る街中の温度表示は18・7度と、ついに20度を下回っていた。どうやら北の大地では早くも秋を迎えているようだ。

 それでも札幌競馬では、馬も人も東西が入り混じり、今週も熱い戦いが繰り広げられている。そんななか、北海道に参戦している関東の若手ジョッキーたちの真摯(しんし)な姿を、先週もかいま見ることができた。

 はくぼ開催の日曜・札幌12R。何人かのレース後コメントを取ったので検量室前から引き上げようとすると、上位人気馬に乗っていた大野のコメントがないことに気がついた。どこにいるのかと探すと、パトロールフィルムをずっと凝視していたのだ。横には丸田、宮崎、西村の姿が…。あまりにも真剣な表情だったので、しばらく「コメントもらえないか」と声をかけられなかったほどだ。

 その後、大野は気付いてモニター室から出てきて振り返ってくれたが、あの鋭い眼光から一転、話す表情が非常に柔らかかったのが印象的だった。それに、このマスコミへの気遣いには思わず恐縮してしまった次第である。若手ジョッキーたちのこの姿勢は、明日につながらないわけがない。今後はもっと応援したくなった。

(美浦想定班・工藤 修)

2010年08月29日

著者紹介

工藤修

工藤修

美浦想定班。身に覚えのある5年生存率77%というデータを常に頭の隅におきながらも、節制生活ができず日夜おびえている快楽主義者。予言らしき言葉を発すると、それに反して真逆なことが起きることで定評。神奈川県出身、B型。