塩手智彦

目が離せないサマージョッキーズシリーズ

　今年の夏はここ数年の中でも飛び抜けて暑く、猛暑日が連日続いていました。今週から秋の中山開催が始まりますが、火曜（７日）まではものすごい暑さで、まだまだ体感的には夏模様…。「秋はどこ？」といった感じでした。

　これだけ暑いと競走馬にとっても影響が大きく、夏バテ気味の馬もちらほら見かけます。「この暑さがいつまで続くか」と思っていましたが、水曜（８日）の朝は久々の大雨。台風の影響のようです。普段は「台風なんて最低！」と思っていましたが、これだけ暑い日が続いていた現状では、むしろうれしいぐらい（？）です。

　天気予報だと明日には日本列島を抜けるようだし、週末の競馬には影響なさそうです。これが恵みの雨となって猛暑から脱出し、人も馬も夏バテから解消できれば…と思っています。やはり過ごしやすい気候で秋競馬を迎えたいですね。

　秋一発目の重賞は、中山で京成杯ＡＨ、阪神で朝日ＣＣ、そしてサマースプリントシリーズ最終戦のセントウルＳです。サマージョッキーズシリーズに関しては、３つの重賞ともポイントが付くだけに、最後の最後まで目が離せません。

　現時点のトップは藤岡佑の32Ｐ。ただ、６位の幸（24Ｐ）まで10Ｐ以内にひしめき合っており、大逆転の可能性も十分。好きな騎手の馬券を買って応援しながら、夏の余韻を楽しむのもいいかもしれませんね。

（美浦想定班・塩手智彦）

2010年09月08日