澤田裕貴

今度は香港でライ騎手と喜びを!?

　先週からいよいよ秋のＧ?シリーズが開幕。第１弾・スプリンターズＳは、10番人気の低評価に反して、香港のウルトラファンタジーが逃げ切り勝ち。管理するイウ調教師、ライ騎手ともに初来日での快挙となった。

　師は09―10シーズンの香港年度代表馬に選ばれたセイクリッドキングダムを今年の高松宮記念に出走させる予定だった。しかし出発直前の香港国際空港でセン痛になり回避。その際に帯同馬として来日予定だったのがウルトラファンタジーだったこともあり、喜びもひとしおだったようだ。

　実はレース前日に短時間だがイウ調教師、ライ騎手と話す機会があった。アイビスＳＤを制したケイティラブの瀧本和義オーナー主催の食事会に出席するため足を運んだ舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに、香港関係者も滞在していたのだ。

　イウ師は元騎手ということもあり小柄だったが、ガッチリとした体形で握手をした際の握力の強さが印象的だった。一方、ライ騎手は筆者の３歳下の26歳とは思えないほど若く見えた。

　レース後に興奮気味にライ騎手に話しかけられたが、残念ながら語学力が乏しいため…。多分「12月に香港に見に来てくれ」と言っていたはずなので、休暇を取って香港スプリントは現地で応援したいと思っている。

（美浦想定班・澤田裕貴）

2010年10月08日