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竹原伸介

ベストセラーに学ぶ『顧客』とは?

 物書きの端くれとして生計を立てているだけに、なるべく多くの本を読もうと努力をしている。もちろん好きなジャンルに偏りがちではあるが、表現方法など、勉強になることが多々ある。

 最近ふと思い立って今年一番のベストセラーと言える「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみた(決して萌え?な表紙や挿絵にひかれたわけではない)。4時間ほどで読破したが、まことに面白い。最初は主人公・みなみの勘違いから始まるのだが、ビジネス書というくくりからは想像できない、笑いあり涙ありのエンターテイメント小説。販売部数は100万部を優に突破していると聞いても、これならと納得できる内容である。

 ?この本を実際の社会や組織でも実戦できるのではないか?と思い、馬三郎に当てはめてみることした。その中で最初にぶつかる問題は?顧客とは何か??である。高校野球の場合、顧客=観客という簡単な答えではない。本の中での答えは、高校野球全般に関わりを持つ人々。つまり地域や学校、親や兄弟などすべてが『顧客』ということであった。

 同様に馬三郎にとっての顧客とは、読者という答えではなく、競馬に携わるすべての人々が対象。その人たちが求めるものをマーケティングし、ニーズに合わせた馬三郎をつくる。これからの取材や原稿に生かしたいものだ。

(栗東時計班・竹原伸介)

2010年10月16日

著者紹介

竹原伸介

竹原伸介

1966年1月2日、埼玉県出身。栗東支局長として坂路からコースまで栗東時計班として器用に業務をこなす一方で、器用貧乏とのうわさもチラホラ…。馬券はパドック重視で、狙ったレースにドカンと買うタイプ。血液型A。