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林慶樹
競馬界の今後を占う今年のジャパンC
28日に東京競馬場で第30回ジャパンCが行われる。18日現在、世界5カ国から計9頭が参戦を予定。エリザベス女王杯を圧勝した英愛オークス馬・スノーフェアリー、名伯楽A・オブライエンの管理馬で、カナディアンインターナショナルSを制したジョシュアツリー、凱旋門賞6着のマリヌスなど国際色豊かな実力馬が顔をそろえる。
迎え討つ日本勢も女王ブエナビスタを筆頭に、凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタ。そしてハイレベルの3歳勢からエイシンフラッシュ、ペルーサ、ローズキングダム、ヴィクトワールピサと引けを取らない陣容だ。
世界レベルの熱いレースに期待する一方、競馬業界に携わるものとして重大な関心を持って注視したい数字がある。それは同レースの売り上げ、及びレース当日の東京競馬場の入場人員である。
中央競馬の年間売り上げ額は平成9年の約4兆円をピークに年々減少しており、昨今の不況もあって売り上げ低下に歯止めがかからない状況だ。今年行われたG?16レースもすべてのレースで前年度実績を下回っている。競馬場の入場人員も軒並み前年割れしており、事態は深刻の度合いを増している。
特にアパパネが7年ぶり史上3頭目の牝馬3冠に挑んだ秋華賞は、当日の京都競馬場の入場人員が前年比83・5%と大幅にダウン。比較対象となる前年度はブエナビスタが牝馬3冠を目指し、その阻止にレッドディザイアが挑むという興味を引く構図だったとはいえ、これは厳しい数字だ。
日本馬の最高成績が5着ゴールドスペンサーにとどまった81年の第1回から数えて30年。節目を迎える今年のジャパンCの興行成績は、競馬界の今後を占ううえで重要な意味を持つはずだ。大成功を祈りたい。
(栗東時計班・林 慶樹)
2010年11月18日
著者紹介
林慶樹
1980年2月20日生まれ、大阪府出身。栗東時計班。“人は明日新たな悲しみを知る。だから今日の喜びを噛みしめるのだ”の心で日々の職務に励む。予想は過去実績などデータ重視の波乱待ちで、人気馬から印が抜けることはしばしば。最近は株取引に熱心。
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