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武山修司

独特のオーラを持っている国枝師

 18日にアパパネの『牝馬3冠祝勝会』が美浦近郊の割烹料理店で行われた。宴には多くの関係者が招待されたが、一番の大盛況だったのは、主戦の蛯名騎手と司会者を交えた国枝師のトークショーだった。

 オークスでの1着同着となった勝因は「シャドーロールが雨に濡れて重くなった分、最後にいつも以上に頭が下がった。でも、経費削減であの後から小さいサイズに替えたんだよ」に会場は大爆笑だった。

 秋華賞では「マサヨシ最高?」と絶叫して、司会者から「一般の競馬ファンじゃないのですから、ちゃんとレース回顧をして下さい」と言われ、エリザベス女王杯ではいつの間にか、師の奥様とお孫さんの自慢話が始まり、「アパパネの祝勝会なので、そういうことは家に帰ってから勝手にやってください」と注意されていた。

 最後は誰もリクエストしていないのに、「みちのくひとり旅」を熱唱。「その場しのぎの?」と気持ち良さそうに唄っていたが、その場しのぎのトークで周囲をなごませてしまうあたりは、国枝師の器の大きさだろう。

 口癖は「まっ、いいか」…20年近く国枝師を取材しているが、今まで一度として怒られたことはないし、師の悪口を聞いたこともない。人を引き寄せる独特のオーラを持っているからこそ、関東を代表する名トレーナーになったのであろう。

(美浦想定班・武山修司)

2010年11月28日

著者紹介

武山修司

武山修司

1969年2月24日、千葉県出身。美浦想定班。温和な人柄で有名、通称「仏の武さん」。当たりの柔らかさを武器に、的確な情報を予想に反映させている。得意きゅう舎は尾形、奥平。蛯名、江田照騎手と親交が深い。