堀尾政宏

私利私欲の!?小倉遠征費用はこの馬で

　師走に入った途端、「いつ顔出しに来るの？」といった内容のメールが、連日のように普段はほとんど鳴らない記者の携帯へと届く。そう、送り主は夏の出張時にボトルを何本も入れた、小倉の飲み屋のお姉ちゃんたちだ…。例年なら中京で幕を閉じるローカル開催のため、この手の営業メールが12月に来ることはほとんどないのだが、今年は変則開催のため、小倉の飲み屋街もここぞとばかりに競馬関係者の懐を狙っているようだ。

　ただ、残念ながら会社の出張費で今月中に“博多行”の新幹線に乗る予定はなく、夏に入れた高価なボトルもこのままでは流れてしまう可能性が大。そうなれば、記者の端くれとして、やることはただひとつ！ドル箱の小倉競馬でひともうけして、京都⇔小倉の往復チケットとホテル代を自力で捻出するしかない。

　先週は明太子やとんこつラーメン代ぐらいしかプラス計上することができず、現地で豪遊するためにも今週は負けられない戦いなのだ。私利私欲を兼ねた取材の結果、今週の勝負は、ズバリ土曜・小倉８Ｒウインシュヴァルツ。「放牧効果が絶大で、（久々を好走した反動があった）前走とは体つきがまるで違う」と陣営は出来に太鼓判。ローカルの長丁場なら早め先頭の競馬で押し切れる！

（栗東想定班・堀尾政宏）

2010年12月09日