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安藤浩貴
もし競馬記者にトライアウトがあったら…
有馬記念は的中したものの少しのもうけで終わり、ボートレースの賞金王、競輪のグランプリとも外れてしまった。モヤモヤ病(ギャンブルに負けた時に発症する病気)が治らないまま家でテレビを見ていると、年末恒例の「プロ野球トライアウト」の特集番組が放送されていた。
戦力外通告を言い渡された選手たちが、最後のチャンスと自分の今の実力をアピールする場がトライアウトである。実力次第では大金を手にできるのがプロの世界だが、プロになったからといって必ずかなうわけではなく、一般サラリーマンと大差ない給料で頑張り、そして30歳そこそこで引退していく選手たちを見ていると、なんて厳しい世界なんだと考えさせられました。
そんなふうに考えているうちに、「もし競馬記者にもトライアウトがあったら…。選考基準は?」と思ってしまった。まず一般的に考えるのは予想面になるが、実際は一般の方も競馬記者もそう大差がないのが現実。やはり大切なのは、ファンに馬券を買ってもらうために、より正確な資料を提供することなのである。
「それが大事なの?」と思う人は多いでしょうが、トレセンでの仕事は時計班、厩舎班ともに想像以上の厳しさがあります。一般の人はもちろん、新聞社で働く人間でさえ、簡単に考えている人も多数いることでしょう。
そこで試験内容は、まず時計班は4時間の追い切り時間の中、どれだけの採時をすることができるか。栗東CWでは4時間で300頭が追い切られ、特に最初の1時間で全体の半分にあたる150頭が追い切られます。これを1つのストップウォッチで採時するのです。
厩舎班は相当数の想定を聞き、談話を限られた時間で取材し、それを時間内に原稿にする。時計班、厩舎班ともに経験が必要で、これは至難の業です。これをトライアウトで各社の担当者が評価する。こんな感じになるんですかね。
しかし、世の中は紙からネットに移っている現代、消えていった競馬新聞社も少なくありません。人ごとではないという気持ちを持ちながら、今年も頑張りたいと思います。
(栗東時計班・安藤浩貴)
2011年01月08日
著者紹介
安藤浩貴
北海道出身、1968年10月26日生まれ(生年月日は井森美幸と一緒)。栗東時計班。趣味はキャバクラ通いで特技は無駄使いだが、馬券は堅実派。当たると思う馬券しか買わない。血液型O。
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