林慶樹

偉人の格言で年間プラスへ！

　江戸時代の米の先物取引で活躍し、酒田五法という投資手法を編み出したことでも知られる本間宗久は「機に待つに即ち仁（チャンスが来るまで精進しながら待て）」と言った。20世紀前半のウォール街で名を馳せ、1929年の大暴落の際には空売りで莫大な利益を稼いだとされる相場師ジェシー・リバモアは「良いアイディアが相場で大きな利益をあげる秘訣ではない。最も重要なのは絶好の時が来るまで静かに座っていることだ」と言った。

　またジェシー・リバモアは「単独行動に徹して自分の資金の行方は自分で決めること。取引に関わる行動は内密にして勝利も敗北も口外しない」と言った。世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる投資家ウォーレン・バフェットは「独力でやることを心掛けなさい。私の場合、他人と話していていいアイディアが浮かんだことは一度もない」と言う。

　成功者が語る成功の秘けつとは案外シンプル。そして共通点が多く認められる。株式投資にまつわる格言には馬券予想に通じる要素が強く、目にした格言は書き残すようにしている。

　電話投票の自動集計で確認したところ、昨年の回収率は98％と物足りない成績に終わっていた。さまざまな格言からヒントを得つつ、今年は“背水の陣”の覚悟で大幅なプラス収支を目指します。

（栗東時計班・林　慶樹）

2011年01月22日