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一度失敗しても、次で取り返せばいい

 一度、悪いレッテルを貼られると、覆すことは容易ではない。私の場合は“酒癖の悪さ”か。あれは3年前。会社の飲み会で、記憶が飛ぶほど泥酔して…ウワサではかなりの悪態をついたとか。それ以来、わたし=酒癖が悪いというイメージが定着してしまった。だが、あれからというもの、記憶が飛ぶのが怖くなり、実は泥酔するほど飲んだことは一度もない。それなのに…3年の時を経ても、私の悪いイメージは覆らない。

 競馬にも、私のような悪いレッテルを貼られた馬がいる。先日、京都でデビューしたエーシンジャイヴだ。当週の追い切りで好時計をマークしたサクラバクシンオー産駒は、確勝を期してダート1200mへ。鞍上には名手・武豊。陣営も自信満々。普通なら圧勝まであり得るパターンだ。

 だが、実戦では楽々とハナを奪ったものの、4角手前で早々と失速…単勝1・6倍とは思えぬ、珍しい惨敗を喫した。この敗戦には、中尾師も驚いた様子。「よく他厩舎の人気馬で“あっ、飛んだ!”とか思っていたけど、まさか自分がそうなるとはね」と苦笑い。敗因を聞くと「物見がひどかったみたい。ジョッキーは“走る馬だけど…”って言ってくれたけどね」と首を傾げていた。レース後はいったん短期放牧へ。次走は「シャドーロールでも着けて、小倉の芝1200mに使いたい」と師は巻き返しに意欲を見せていた。

 一度失敗しても、次で取り返せばいい。君はまだ若い。私の二の舞にならぬよう、今ひそかに応援している一頭です。

(関西デイリー・松浦孝司)

2011年01月25日