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工藤修

危険に立ち向かう姿に感服

 今年に入ってから乾燥した日が続き、調教のラッシュ時には砂煙が舞っていた美浦トレセン。みぞれ混じりの雨が降った今週はその影響こそなかったが、調教にまたがる関係者の多くが寒さに震えていた。

 そんな中でも元気に調教をつけていた高野騎手。先週、春麗ジャンプSで落馬。翌日の障害未勝利戦の騎乗を取りやめていたが、いつも通りにケイコをこなしていた。

 小天狗(調教スタンドの控え室)に戻ってからは関係者や記者に?和馬、大丈夫かい?と声をかけられていた。気丈に「口の中を切ったので食べることはつらいのですが、何とか大丈夫ですから」と返答していたが、やはり裂傷が残る顔は痛々しい。

 申し訳ないと思いつつも、その場面を振り返ってもらうと「気がつくと歯医者さんに見てもらっていたのですが、なぜ歯科にいたのか全く分からなかったんですよ。本当落ちた瞬間というのは全く記憶にないんです」とのこと。今週については「もちろん土、日ともに乗れますし、障害未勝利(日曜・東京4R)のビーアウェイクは楽しみなんですよ」と明るく話してくれた。

 障害戦の騎乗には大きなリスクや危険が伴うが、常に前向きで取り組む姿勢には本当に頭が下がる思い。安全を祈念しつつ、これからのいっそうの活躍を心から願っている。

(美浦想定班・工藤 修)

2011年02月11日

著者紹介

工藤修

工藤修

美浦想定班。身に覚えのある5年生存率77%というデータを常に頭の隅におきながらも、節制生活ができず日夜おびえている快楽主義者。予言らしき言葉を発すると、それに反して真逆なことが起きることで定評。神奈川県出身、B型。