森岡健一郎

記憶力低下を防ぐ特効薬は“的中”…

　競馬は「記憶のスポーツ」と呼ばれることがある。

　年を取ると脳の回路が鈍るようで、２０代なら簡単に思い出せたことが、３０代半ばを迎えた今では全く頭に浮かんでこないこともしばしば。

　先週もそんな場面に遭遇した。ライブコンサートの取材中、白井師から「昨年のフェブラリーＳ２着馬は？」と尋ねられたが、即答できず最後は奥の手である携帯で調べるハメに。周りの記者たちもスッと答えられず、その場は恥をかかずに済んだが、それでも去年のレースを忘れているとは…。もはや重症である。

　ただ、記憶力が薄れた今でも的中させたレースや大金を逃したレースは鮮明に覚えているもの。やはり、馬券でもうけることが記憶力低下を防ぐ一番の特効薬なのだと、つくづく思う今日このごろである。　　

　ちなみに、記憶力低下は競馬だけの話。栗東のＸ記者と違って、鬼嫁の誕生日や結婚記念日は、はっきり覚えているのであしからず。

（栗東想定班・森岡健一郎）

2011年02月20日