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競走馬は今後、どう進化するか

 くだらない話こそ、妙に盛り上がるときがある。昨年末、トレセンの忘年会で獣医師の先生と隣り合わせになり、盛り上がったテーマが?競走馬は今後、どう進化するか?。そのなかで「ロータリー走法を駆使する馬が登場すれば、レースタイムは飛躍的に上がる」というトンデモ説が、先生の口から飛び出した。

 「ロータリー走法」とは回転襲歩とも呼ばれる。馬は通常のギャロップの際、?右後肢→?左後肢→?右前肢→?左前肢といった順序で着地する。ところがロータリー走法は?→?→?→?。チーターの走り方、といえば想像しやすいか。S字にくねるような全身運動を繰り返すことで、スタートから最高速度に達する時間を極めて短くできるそうだ。

 ゲートが開き、スピードに乗るまでの数秒間、ロータリー走法を使う馬はいるが、それをゴールまで継続する馬はいない。理由は簡単。疲労度がハンパじゃないからだ。チーター自身がそうであるように、実現したとしても超のつく短距離戦にしか出番はないだろう。「馬の背骨がもっと柔軟に動くように進化すれば、多少は距離が持つようになるでしょうけど」と先生は話す。

 それからもう1つ、重要な課題が残っている。「ただね、背骨がチーター並みに柔軟になったとしたら、今度はジョッキーが危なくて乗れなくなるでしょうね…」。あくまで、お酒の席でのヨタ話。?ホンマでっか!??というスタンスで読んでいただけたら幸いだ。

(関西デイリー・長崎弘典)

2011年02月22日