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森岡健一郎

特別なセン馬がリフレッシュ

 取材をしていると2、3週に1回ぐらいの割合で耳にするのが「集中力を高めるためにブリンカーを着用」、「周りを気にするのでチークピーシーズを着ける」といった特殊馬具についてのコメント。何か変化を求めての策なのだが、これが起爆剤となって今までの凡走がうそのように激走するパターンはよくある。

 それとは逆に、たまにしかお目にかかれないのが「気性が悪過ぎて…」のたぐいで始まる去勢コメント。こちらは、ホルモンバランスの影響か、馬具と比べて即効性が薄く、効果が現れるのに時間を要するというのが一般的だ。

 シンザン記念を制したレッドデイヴィスは去勢後、短期間で結果を出した非常に珍しいケース。「去勢して一気にホルモン量が減ると、たいていの馬は精神的におかしくなるけど、この馬はしっかり自分をコントロールできていた。手術前と比べても体重がそれほど減らなかったし、なかなかこんな馬はいないよ」と担当の棚江助手も感心しきりだった。

 24日にはノーザンFしがらきから帰厩した。「10キロぐらい増えて、いい意味でリフレッシュできた」と英気を養った様子。セン馬なのでクラシックとNHKマイルCに参戦できないのは残念だが、ポテンシャルの高さは世代屈指。次走の毎日杯でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から待ち遠しい。

(栗東想定班・森岡健一郎)

2011年02月26日

著者紹介

森岡健一郎

森岡健一郎

1975年11月22日、滋賀県出身。栗東想定班。馬三郎スタッフでは1、2を争う地味なキャラクターを自任するが、腹黒さとなると…。妻よりも馬券が好きな2児のパパ。好きな言葉は「金」。血液型B。