安藤浩貴

公開講座で恐怖の病気対策

　「やめれる時にはやめない。やめたい時にはやめれない…」これは依存症の格言だそうです。先日『ギャンブル依存症の公開講座』に参加してきました。

　３時間30分に渡る講演の前半は精神科医による話、後半は依存症を克服?できている?方の体験談でした。なぜ?できている?なのかは、依存して得た快楽を脳は忘れることなく覚えているので、いつでも再発するからだそうです。

　90年代以降、急激に増えているギャンブル依存症。この病気はギャンブルをしたいという強い欲求や執着を自制できず、それによって社会生活を送るうえで、好ましくない結果をもたらすこと。ギャンブルをやめる決意や努力してもやめられず、反復する状態を指します。ギャンブルが身近になったこと、より大金を求めてエスカレートしていく『ギャンブル性』が影響しているとも言われてます。

　体験談を話してくれた方も、一瞬にして大金を手にしてから抜けられなくなったそうです。ただ、これによって競馬ファンが減っていくことは、望んでいることではありません。熱くならず、楽しんでやることが大切です。

　最後に参加者の質問をひとつ。「ギャンブルで借金が増え、それを返すためにより収入の多いパチンコ店で働いています。これってどうですか？」これに対する先生の答えは「すぐにやめてください」でした。

（栗東時計班・安藤浩貴）

2011年03月12日