森田真司

角田厩舎から早くも朗報が!?

　１日から栗東で６人の調教師が厩舎を開業した。その中で、担当することになったのが角田厩舎だ。ご存じだとは思うが、ジョッキー時代にはジャングルポケット、フジキセキ、ヒシミラクル、、ヒシアケボノ、ノースフライト、シスタートウショウ、ビワハイジたちとコンビを組み、Ｇ?を10勝、通算713勝を挙げた名手である。

　そのため、当然競馬ファンからの注目度も非常に高く、もしかすると角田師はそのプレッシャーに押しつぶされそうになっているのでは？と思っていたが、「とりあえず最初の１勝をすることで、まだこれといった目標は立てていない。それが重なって、いずれはＧ?にも出走できればいい。まずは土台づくりから」と、全く気負いは見られなかった。

　厩舎服も“地に足をつける”という意味からなのか？土をイメージさせる色で“ベージュ”と少し地味め。ジョッキー時代の派手な騎乗ぶりから、もっと華やかな色を期待していたのだが、「厩舎服の色は地味でも、競馬は派手に行くよ」という答えで納得した。今後の活躍が本当に楽しみだ。

　日曜は小倉７Ｒのワールドロレックス、月曜には阪神６Ｒにサイキョウアサカゼが出走予定。頭数こそ少なめだが、ともに前走は入着を果たしておりチャンスは十分。早くも朗報が聞けるかもしれない。

（栗東想定班・森田真司）　　

2011年03月19日