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安藤浩貴

岩手競馬が早く開催できますように

 岩手、宮城、福島を中心に関東圏にも多くの災害をもたらした東日本大震災。自分も馬三郎に所属する前、数年間ですが、岩手競馬で仕事をしていただけに心配でなりません。岩手に住んでいた当時、子供を連れ、海水浴やドライブに出かけていた大船渡や気仙沼…。あの美しかった風景が、一瞬にして津波に呑み込まれていった映像は、一生忘れないことでしょう。

 当然、この地震により岩手競馬は平成22年度の残りの開催を中止すると発表。どのような状況なのか、友人の調教師に電話をしてみたところ、当初は愕然とした様子も感じたが、1週間が経過したことでさすがに気持ちも落ち着き、いつもの明るい雰囲気で電話に出てくれました。

 開催予定だった水沢競馬場は、スタンドの老朽化がかなり進んでいますが、特に壊れたところもなくコースも無事。開催に支障はなく、やろうと思えばやれる状況だそうです。ただ、世の中の状況を考えると開催は無理でしょう。主催者に従うしかないので今後も発表を待つだけと、苦しい現状を話してくれました。何か困っていることは?の問いには、即答で「ガソリン」…。農家が多いので食べ物は問題ないようだが、ガソリンだけはどうにもならない状況らしい。

 話の中で、やはり怒りの矛先が向けられたのが、関西圏で競馬が開催されることによる大量の長距離輸送。「JRAって、そんなにガソリンを持っているのか?開催するのはいいが、70台も80台も馬運車を動かすなら、被災地に回してくれよ。こっちは寒い中、午前3時に自転車で競馬場まで通っているんだから」…。開催したくてもできない競馬場。開催するために無理を押し通す競馬場。主催者の大きさもあるでしょうが、何か矛盾しているような気もします。とにかく、岩手競馬が早く開催できることを願っています。

(栗東時計班・安藤浩貴)

2011年03月20日

著者紹介

安藤浩貴

安藤浩貴

北海道出身、1968年10月26日生まれ(生年月日は井森美幸と一緒)。栗東時計班。趣味はキャバクラ通いで特技は無駄使いだが、馬券は堅実派。当たると思う馬券しか買わない。血液型O。