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武山修司

お金が循環されることが復興のカギ

 来週からの東京、新潟開催が正式にJRAから発表されたが、本来は第1回福島競馬が開催されている時期だ。周知の通り、福島競馬場は3月11日の東日本大震災で、スタンドの天井と壁が崩落。損壊が深刻になり、開催中止が決定された。

 福島の地元紙で競馬欄を担当している友人は「大地震発生時には競馬場の記者席にいたけど、通路側で仕事をしていたから無傷で済んだ。馬場側に座っていたら、真後ろにあったテレビがすごい勢いで落下してきたので、当たり所が悪かったら死んでいたかも。地震の後は津波と原発事故。そして風評被害。多くの人が不幸に見舞われて、今の福島は活気がなくなってしまった」と話してくれた。

 9・11同時多発テロの時にニューヨーク市長が「救済、復興活動が第一優先だが、残った人は日ごろの消費活動を維持してほしい。自粛ムードは経済の低下につながる」とスピーチした。経済は血液のようなもの。金の流れを停滞させてしまうことが復興を遅らせる。義援金も必要だが、皆が財布のひもを緩めることも大切だ。

 まだ課題は山積みだが、被災地の経済の活性化が進み、一日も早い福島競馬の再開を願っている。そして今「主婦の生活と知恵」を担当している友人が、また競馬の記事を書ける日が来ることを待ち望んでいる。

(美浦想定班・武山修司)

2011年04月15日

著者紹介

武山修司

武山修司

1969年2月24日、千葉県出身。美浦想定班。温和な人柄で有名、通称「仏の武さん」。当たりの柔らかさを武器に、的確な情報を予想に反映させている。得意きゅう舎は尾形、奥平。蛯名、江田照騎手と親交が深い。