土屋景

勝利の夜は質素に、敗北の夜は豪快に…

　長く馬券を買っているので、自分の中だけで決めている“ルール”がかなり増えてきたが、その中に「勝利の夜は質素に、敗北の夜は豪快に」というのがある。平常心を保つために、あとで後悔しないために、ある程度の効果は出ている。

　勝った日の夜は、歓喜の感情に任せてお金を湯水のように使うことはせず、早めに帰宅して今後の計画を練ることにしている。いくらあぶく銭でも、一度財布や銀行口座の中に入ってしまえば、あくまでも自分のお金…。それに、うたげはいつでも開催できる。

　負けた日の夜は、失墜感いっぱいに肩を落としながら早めに帰宅することはせず、有効に無駄使いすることにしている。敗北感があっては楽しくないし、何もいいことはない。負けた事実は変わらないので、できるだけ早く忘れなければならない。それに、２０万円も２５万円も、惨敗した精神的なダメージはさほど変わらない。

　これで「せっかく○○万円勝ったのにもうほとんどないよ」や「今週も当たる気がしないなあ」と嘆くことはなくなり、気持ち良く新たな勝負に挑める。納得してもらえた方は、ぜひやってみてください。ちなみに、カードで馬券が買えるようになったが、実弾（現金）が減ると心もとないので、暴れるときはカードで…。

（編集部・土屋　景）

2011年04月18日