妹尾和也

早くも入厩した期待のタキオン産駒

　ＮＨＫマイルＣ、ダービーＴＲが終了し、2010年度のＰＯＧ戦線はオークス、ダービーを残すのみとなりました。今年の勝ち組も負け組みも？、そろそろ気持ちが２歳馬へ向かう季節。いよいよ本日「ＰＯＧ虎の巻」（300円）が発売されます（販売エリア等の詳細はデイリーＨＰで）。

　今年の目玉は何と言っても、弥永記者が北海道に飛んで徹底取材した『産地馬体検査突撃リポ』。ほかにも大物オーナー特集や、厩舎別紹介など、ご好評をいただいた昨年以上の“指南書”になっていますので、ぜひよろしくお願いいたします。

　ここでは別の視点で、すでにトレセン入りした早期デビュー組の有力馬を取り上げます。まずは角居厩舎のディアデラバンデラ（牡、父シンボリクリスエス）。名前から想像できる通り、母は05年のクラシック戦線を盛り上げたディアデラノビア。スケールの大きさに、仕上がりの早さが加われば、間違いなく“当たり”でしょう。すでにゲート試験に合格して、いったん放牧に出ています。角居厩舎ではほかにストリートハンター（牡、父ストリートセンス）が４月15日、エックスマーク（牡、父ディープインパクト）が４月29日から入厩しています。

　穴馬として注目しているのが、５日に入厩したばかりのダヴィード（牡、父アグネスタキオン×母クイーンリザーブ、栗東・安田）。ＰＯＧ虎の巻で大特集したノースヒルズ軍団の期待馬で、個人的にも追いかけ続けている血統。指名して損はないはず？です。

（編集部・妹尾和也）

2011年05月09日