“昨年以上”なら連覇は間違いなし!?

　「好きなタレントは？」。そう聞かれるといつも、女性の名前を挙げるわたし。それは子どものころから現在に至るまで、変わっていません。別におかしな趣味はないのですが、男より女の方が好き。それは人だけではなく、馬も同じです。

　「好きな馬は？」。そう聞かれたら迷わず答えます。「ブエナビスタ」と。どんな条件でもどんな相手でも、一生懸命に走る。牡馬を蹴散らして頂点に立つ姿に、爽快感を覚える女性は、わたしだけではないはず。あの馬の頑張る姿を見ていると、けなげで涙が出そうになることさえあります。

　先週の栗東出張の際、ブエナビスタの馬房をのぞいて来ました。写真を撮らせてもらおうと山口厩務員に声を掛けると「なんぼでも撮って行って。フラッシュたいてもええよ」と言ってくれました。馬は気の弱い生き物。通常、フラッシュはＮＧです。もちろん、なしで撮影しましたが「いつもにも増してボーッとしてるから、フラッシュなんて全く問題ないわ」と言うのです。

　今週は女同士の戦い。横山典Ｊが「こんな状態でよく勝った。スゴイ馬だよ」と感心していた昨年のヴィクトリアマイルから１年。「去年よりずっといい状態やで」と話す山口厩務員の笑顔を見て、ブエナビスタ連覇の可能性は高いと感じた栗東出張でした。

（東京デイリー・竹下かおり）

2011年05月10日