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工藤修

全てはこのオークスのために

 某週刊誌に掲載されていた『オークスの過去30年表』を見てがく然とした。全ての年で馬券を買っており、つくづく年を重ねたものだな…と実感。本当に月日が経つのは早いものだ。

 記者の間で「馬が分かるあんちゃん」と騎手デビュー当初から評判だった水野師も、今では新進気鋭のトレーナー。独特の語り口、頼りになる的確なジャッジは、今も昔も変わらない。

 その師から穴の予感と自信が感じ取れたのが、オークスに送り込むマイネイサベル。「今までのことは全てこのオークスのためだからね」と笑顔で話してくれたが、この時に感じた雰囲気は、幾度となく好配当を運んできた時のそれだ。

 思い返せば昨秋のファンタージーSの取材で「これからは西へ行くのが当たり前になりますよね」と水を向けると、「2歳チャンピオンを狙える位置だからね」という返答。当然、桜花賞までを意識したコメントをもらえると思っただけに戸惑いを覚えた。しかし、年明けに「左回りで直線の長いオークスでこそ」と桜花賞をパスする青写真を聞いた際に、前記コメントの意図が分かった。「ここ2戦も納得のいく敗戦。予定通りに持ってこれた」と話す師の表情からも、満足のいく仕上げだと確信。執念が実るよう祈念し、応援票を投じたい。

(美浦想定班・工藤 修)

2011年05月20日

著者紹介

工藤修

工藤修

美浦想定班。身に覚えのある5年生存率77%というデータを常に頭の隅におきながらも、節制生活ができず日夜おびえている快楽主義者。予言らしき言葉を発すると、それに反して真逆なことが起きることで定評。神奈川県出身、B型。