石渡重伸

大きな期待を背負うダイワメジャー

　第１回の産地馬体検査や中山競馬場でのブリーズアップセール、千葉トレーニングセールなどが終了したことで、美浦トレセンには２歳馬のゼッケンがかなり目立つようになってきた。

　初年度からマルセリーナが桜花賞を制するなど、クラシック路線をにぎわせたディープインパクト産駒や、今年の新種牡馬の目玉であるダイワメジャーやアドマイヤムーン産駒もすでに入厩している。新種牡馬産駒の血統登録頭数を見ると１位がダイワメジャーで159頭、２位がケイムホームで122頭、３位がアドアイヤムーンで100頭と産駒頭数はダイワメジャーが一歩リード。昨年のディープインパクトの血統登録頭数が147頭。それを上回る頭数を送り込むダイワメジャーへの期待の高さがうかがわれる。日本のサイアー界を席捲するサンデーサイレンス系種牡馬に、新たな１ページを刻めるか注目したい。

　３月11日の東日本大震災の影響で、福島競馬は春の開催に続き６月の開催も中止が決定。18日からは久しぶりに中山での競馬開催が予定されている。新馬戦も始まるだけに、ぜひライブで観戦してみてはいかがでしょうか。

（美浦時計班・石渡重伸）

2011年06月02日