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道悪の巧拙は性格によるところが大きいのかも…

 長崎は今日も雨だった―。実際に行ったことはないのだが、おそらくかの地は雨の日が多いのだろう。一方、わがデイリー競馬班の長崎記者は、名曲を裏付けるかのような雨男。梅雨とは無関係に、彼にはいつも雨雲が付きまとっている。台風の影響で競馬の開催が中止になると最悪なので、夏場に彼と出張をともにするのはできる限り避けたいところだ。

 梅雨前線が活発化するこの時季。トレセン内でも「道悪になるとどうかな」という関係者のコメントが増えてくる。道悪が得意な馬は存在しないが、下手な馬は確実にいる。今時季の予想には、道悪の巧拙が重要なファクターとなる。

 “ベタヅメ=下手”などの定説はあるが、関係者に話を聞く限り、実際にはそうとも言い難い。面白い話を2つ紹介する。

 まずは一昨年に不良馬場の目黒記念を圧勝したミヤビランベリ。レース後、北村友に「道悪上手やね」と声をかけると、彼は「めっちゃ下手ですよ」と返した。聞けば「あの馬は能力があり過ぎて、いつも頑張り過ぎるんです。あれだけ馬場が悪いと、かえって用心して走るからちょうどいいんです」と身ぶり手ぶりを交えて教えてくれた。

 そして、今年の日本ダービー5着馬クレスコグランド。この馬も道悪は鬼に思えるが、実際には「間違いなく下手です」と濱名助手は言い切る。こちらも「重馬場で勝ったときに、浜中も下手だと言ってました。ただ、メンタルが強いんでね。性格的には合っているのかも」と説明してくれた。

 道悪の巧拙は、ツメや走法よりも、性格によるところが大きいのかも。つまり、長崎記者のように場数を踏んでいる馬を狙うのが得策のようだ。ちなみに私は…雨の日の取材が好きになることは一生ないと思います。空っ下手です。

(関西デイリー・松浦孝司)

2011年06月14日