テンション上がるＷＩＮ５

　美浦トレセンの周辺には、屋根に青いブルーシートをかぶせた家が多い。震災から３カ月たった今でも、その数は減っているようには見えない。しばらく続いた自粛ムードはだいぶ薄らいできているものの、放射能が身近に迫っていては、どうしても気持ちがなえる。

　今週からトレセンでの調教開始時間が早まり、夏競馬がスタート。今年は福島に変わって中山での開催となるが、これで気分を一新したいところ。節電でクーラーの設定温度を上げるのは当然で、間違いなく「暑い中山」になるだろう。やはり憂うつである。

　それにしても『ＷＩＮ５』が思った以上に盛り上がっている。グループ買いで参加したときなど、配当金額が大きいので馬券とは違うドキドキ感が味わえる。これがなんとも言えないのだ。“ＷＩＮ２”まで連勝したときなどは、「もしかして？これはいけるかも！」と期待し、思わずほくそ笑んでしまった。とにかくテンションが上がるのだ。

　いよいよ来月には『地デジ移行』が開始される。まだ美浦のテレビはアナログのままなので、この“夏の中山”でなんとかテレビ代を…と思っている。

（美浦時計班・後藤孝男）

2011年06月15日