宝塚記念で新王者が誕生の予感

　来週の日曜（26日）に、いよいよ上半期の総決算・宝塚記念が行われる。今年は最強世代と言われる現４歳勢に加えて、昨年の年度代表馬にしてファン投票１位ブエナビスタの参戦と、まさにドリームレースにふさわしい豪華な顔ぶれとなった（３位のヴィクトワールピサの不在は残念だが）。

　なかでも記者が注目しているのが、海外帰りで調整が難しいと言われた前走の金鯱賞を異次元の強さで完勝したルーラーシップ。３歳時は少なからず良血馬にありがちなひ弱さを感じていたが、暮れの鳴尾記念で完全に本格化。のちの天皇賞馬ヒルノダムールを完封した。ドバイでの内容もスムーズさを欠いた割にしぶとく踏ん張っていたし、中間の調整も順調に進んでいる。１週前追い切りとなった15日のＣＷでの動きや時計も上々で態勢は万全だろう。現状の国内最強メンバーといえるここで力を示し、真の王者に君臨するはず。単勝馬券で勝負したい。

（栗東時計班・紺谷和彦）

2011年06月16日