スタートダッシュを決めたいならこの２頭！

　上半期を締めくくる宝塚記念と帝王賞というビッグレースを残しているが、2011年もまもなく折り返し地点。どちらも胸が高鳴る豪華な顔ぶれで、一人の競馬ファンとしても、レースを心待ちにしている。

　楽しみと言えば、今週から始まる２歳戦がアツい。ここでも注目馬をピックアップしたい。中山初日の芝1200ｍはマイネルモーヴ（牡、父アグネスデジタル×母コスモマゼンタ、池上）が面白い。「ゆくゆくは距離が延びて良さそうだが、能力的にいきなり好勝負」と池上助手は手応えをつかんでいる。

　同厩舎には25日・中山の芝1200ｍにエクセルシオール（牡、父エクシードアンドエクセル×母メイビーフォーエヴァ）という素質馬が控えている。注目度で言えばこちらが上だろう。

　父は世界でも一大血脈と化したデインヒル系。シェイク・モハメド殿下の所有馬で、ラテン語で“より高く”という意味が込められている。「スタート、二の脚がとても速い。完成度が高いし、ここを勝って函館２歳Ｓを視野に入れている。暮れの朝日杯ＦＳまで駒を進めたいね」と青写真を描いている。早い時期から稼ぐタイプの馬をお探しのペーパーオーナーには打ってつけ。ぜひお薦めしたい。

（美浦想定班・松永　篤）

2011年06月17日