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好調の新人トレーナー期待の2歳馬

 宝塚記念が終わり、春競馬もようやくひと区切りがついた。すでに函館はスタートしているが、これからが本格的なサマーシリーズの到来だ。その昔は記者も月単位の長期出張に心を弾ませる時代があったが、いまでは週末のみの移動で、嫁さんには財布のヒモを握られている身分。あ?、あの当時が懐かしい…。

 滞在中の小倉で、何度か金欠のピンチを救ってくれた牧田和弥さんも騎手を引退し、いまでは調教師に転身。今年3月に開業して早くも6勝を挙げている。「順調すぎるくらい」と照れ笑いを浮かべるが、勝利の内訳は平地2勝に障害が4勝。ここまではジャンプでの活躍が目立つ。「とくに意識はしていないんだけどね。できるだけ可能性のあるところを、と思って出走させています」とさい配を振るう。

 厩舎服は赤を基調に白い星がポイントで、師の携帯電話にも同じ絵柄がデザインされている。「赤は昔から幸運のカラーで、星はもちろん勝ち星を伸ばせるように」と笑う師に、夏競馬での注目馬を挙げてもらった。「キクノストーム(牡2、父スタチューオブリバティー)はセール(11年北海道トレーニングセール)で1番時計でした。いいスピードがあるし、気が強いので初戦向きですね」。7月10日の京都、ダート1200mでの初陣を予定している。

 最後に今後の目標をうかがった。「やりがいのある仕事だし、スタッフも年が近く、みんな頑張ってくれています。今年は馬房数(12馬房)は勝ちたい。重賞を勝てば厩舎の士気も高まると思うし、ゆくゆくは世界へ。夢は大きくいきたいですね」。騎手時代に手の届かなかったG?制覇へ、チャレンジは始まったばかりだ。

(関西デイリー・矢野幸一)

2011年06月28日