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これで馬券購入がスムーズに
JRAは平成23年第1回関西定例記者会見を行ったが、その中で気になる点がいくつかあった。
馬券ファンに朗報と言えるのが、IPATおよびPAT方式(ARSおよびJRAダイレクト方式は除く)では、7月16日からWIN5を除く全ての投票方法を発走時刻の2分前から1分前に変更する点。パドックを見て、返し馬を見ると余裕を持って馬券を買う時間がなくなってしまう。筆者も何度か締め切られた苦い経験があるだけに、喜ばしいかぎりだ。
もうひとつは現在のインターネット投票サイトがスマートフォンで投票が可能になる点。全式別での購入が可能で、A?PAT、即PAT会員(JRAダイレクトは不可)が利用できる。9月9日の18時30分から開始され、これも時代の波に乗った改良と言えるだろう。
一方残念なのはダグラス・ホワイト騎手とクリストフ・スミヨン騎手に、今年の短期免許を交付しないことを発表した点。これは昨年12月に行われた免許試験委員会で「外国人の短期免許騎手で、(1)暦年の免許期間中に騎乗停止2回以上、(2)制裁点数30点を超過した者には、次年度免許を交付しない」と合意され、10年の騎乗実績により今年から適用されている。昨年、騎乗停止2回のホワイトは(1)に、スミヨンはJCでの騎乗停止1回だったが、制裁点数が39点と(2)に該当するためである。2人とも腕達者な騎手だけに、そのレースぶりが見られないのは寂しい。ただラフプレイは騎手にとって命を左右するほどのものだし、これは当然の処置と思える。来年以降の再来日を心待ちにするとしよう。
(栗東時計班・竹原伸介)
2011年06月29日
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