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コラム

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祖父が口にしていたことが今になって実感…

 先週の日曜日は、筆者が17歳の時に鬼籍に入った祖父の27回忌の法要が営まれた。貧しい家庭の出身で、岐阜の山奥から風呂敷一枚で単身上京。川村景明元帥の書生となり、早稲田大学に入学。卒業後は一部上場企業に就職し、定年時には監査役にまでに出世していた。酒、たばこはやらず、決して人の悪口は言わない、「勤勉日本人の鏡」のような人だった。

 祖父が常々口にしていたことが2つある。1つ目は「どんなに仲のいい友達でも、借金の保証人になってはいけない」だった。当時は言っている意味がよく分からなかったものの、今になって大感謝。筆者の友人、知人が保証人になり、夜逃げされ、返済に苦労している姿を何度も見ているからだ。

 もう1つは「最終的には損をすることになるから、博打に手を出してはならない」だった。これも、当時は言っている意味がよく分からなかったが、今になっては納得。すでに「業界内で1、2を争う馬券下手」と言われるまでになっているだけに、もう手遅れだ。

 宝塚記念はアーネストリー、ブエナビスタ、エイシンフラッシュ、ルーラーシップの3連単ボックスを買うつもりだったが、故人をしのんで馬券を見送ったところ、予想通りの結果になってしまった。これが「いつものお約束」…買っていたら違う着順になっていたとさえ思ってしまう。本当に馬券が下手で仕方ない。週末、財布が中身が軽くなるたびに祖父の言葉を思い出す。

 だが、翌週には「いい馬いないですか?」と立ち直って取材している自分がいる。もう完治することはないだろう…。

(美浦想定班・武山修司)

2011年07月03日