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牡、牝に関わらず近づくと馬っ気を出す?

 後藤由之調教師(美浦)が7月20日(水)をもって調教師を勇退することとなった。後藤厩舎といえば、02年のマイルCSで厩舎に悲願の初G?タイトルをもたらしたトウカイポイントの名前を真っ先に挙げる人が多いだろう。ただ、個人的にはホットシークレットの方が好きだったりもする。

 当時はまだ、一競馬ファンに過ぎなかったが、目黒記念での走りには驚かされた。それまでは、前々からの押し切りがこの馬の好走パターン。それが一転して、中団での待機策から切れる脚を駆使して3馬身半差の完勝。10年も前のことにも関わらず、いまだに鮮明に覚えている。

 本格化してからは重賞3勝の活躍を見せたが、デビューしてからの2戦は2桁着順。その直後の去勢に至るまでの経緯について、師はこう語ってくれた。

 「牡、牝に関わらず、他馬が近づくと馬っ気を出してしまうんだ。その度合いが許容範囲を超えていたので、オーナーサイドの了承を得てセン馬にすることにしたんだ」

 牡、牝を問わず…という言葉に目が点になってしまったが

 「若駒のうちは、興奮すると制御が利かずに馬っ気を出すというのはよくあることなんだ。新馬戦のパドックでよく見かける光景だと思うんだけど、これもほとんどの場合が初めての競馬に興奮してのこと。興奮と言っても、性的なものとは意味合いが違うんだ」

 変な勘違いをしてしまったことが少し心苦しい…。

(美浦想定班・文元 仁)

2011年07月13日