モチベーションを失わずに夏を乗り切りたい

　学生のころから水泳部に所属していたこともあり、たいていの暑さには我慢できる（ちなみに寒いのは全く駄目…）のだが、これだけ猛暑が続くと、さすがの当方もバテ気味。さらに、先週からエアコンの調子が悪いうえ、勝負師とパソコンの熱気で高温化している記者席での仕事も体力的にかなりきつい（３０分もいると頭がおかしくなる）。適度に水分を補給して熱中症にならぬよう心がけているが、１週間経っても何も策を講じてくれないＪＲＡの対応には、いささか疑問が残る。

　せめて、馬券でも当ててこのイライラ感をスッキリさせたいのだが、こちらは相変わらずの馬券下手。一日のマイナスを元に戻すのが精一杯の現状だ。まだ７月中旬だと言うのに、暑さの影響で自慢？の思考回路が低下…。夏本番を迎える来月は、一体どうなっているのか。今から想像しただけでもゾーッとする。

　もちろん、当方以上に大変なのがジョッキーたち。プロテクターの上から通気性の悪そうな勝負服を身にまとい、一戦一戦必死に闘っている。なかにはあまりの暑さに「先週の競馬で脱水症状になりかけた」、「水分を３リットル採っても最終レースが終わるころには体重が減っている」と話す騎手もいたほど。そんな過酷な状況で争って体力が失っているにも関わらず、表情だけは一日の仕事をやり遂げた充実感に満ちあふれていた。　

　彼らのようにモチベーションだけは失わず、この暑い夏場を乗り越えたいと思う。

（栗東想定班・森岡健一郎）

2011年07月17日