夏のローカル競馬場巡りはいかがですが？

　先日、サッカー好きの騎手と一緒に日立柏サッカー場へ行き、Ｊリーグの試合を観戦してきた。サッカーの試合をライブで見るのは十数年ぶり。知らない選手が多く、どうなるかと思ったが、ゲームも後半になると立ち上がって応援していた。

　あまりサッカーに興味がない記者がこれほどまでにのめり込めた要因の一つとして、日立柏サッカー場の広さになる。言い方は悪いが、とにかく狭いのだ。フィールドと観客の距離がほとんどない。すぐ目の前で白熱したプレイが行われると、自然と力が入るし、試合に引き込まれる。しかも点を決めたときなどは、選手と一体感を味わえる。広々としたスタンドもいいが、これはこれで悪くない。

　競馬場にも共通する。個人的に日本一は東京競馬場だと思っているが、狭いローカル競馬場も味がある。競走馬がトップスピードで目の前を駆け抜けるシーンは東京では味わえない。狭いローカルだからこその特権。また開催日には各競馬場で地元色の豊かなイベントも行われている。Ｇ?などの大きいレースはないが、中央場所とは違った楽しみ方ができる。

　１６日から新潟開催がスタートし、関西でも３０日から小倉開催が開始。北海道では函館開催が行われている。ちょっと足を伸ばして、ローカル競馬場巡り。そんな夏の休日の過ごし方も悪くはない。

（関東デイリー・小林正明）

2011年07月19日