ばんえいに見習うべき馬場情報

　函館出張を終え、東京に帰ってきた。今回はさまざまな北海道の文化に触れてきたが、特に印象に残っているのが「ばんえい競馬」だ。

　木村記者に連れられて試しに馬券も買ってみたが、これが意外と面白い。独特の世界観もあり、ギャンブル的な要素はもちろん、娯楽としても十分楽しめるレベルにある。広告、宣伝次第では今後、化ける可能性を秘めたコンテンツだと感じた。

　そのばんえい競馬を予想するうえで、大きなウエートを占めるのが馬場の含水率。競馬場では必ず当日の含水率が発表されており、競馬新聞上でも含水率ごとの成績が詳細に記されている。それだけ馬場の影響を受けやすい競技なのだろうが、新鮮な衝撃を受けた。と同時に“ＪＲＡでも馬場の含水率をリアルタイムで表示できないものだろうか？”とも思った。

　「良に近い稍重」や「不良に近い重」など、極めて重要な情報がビックリするくらいあいまいに処理されているのはいかがなものか。誰もが納得する数字で示すのもファンサービスだと思う。

（美浦時計班・森元要輔）

2011年07月21日