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最初の3年間が勝負
第1回函館は関東馬38勝、関西馬58勝。今年は関東が中堅?若手騎手が滞在しているのに対して、関西はリーディング上位騎手が滞在またはスポット参戦。函館を愛してやまない木幡騎手が、1回函館で撤退して新潟に転戦したように関東勢は苦戦を強いられている。さらに若手騎手となると厳しさは増す。関西の減量騎手の滞在はゼロにもかかわらず、調教には乗れても競馬は乗せてもらえないことが多い。
その大半の理由が『馬主からNG』。厩舎サイドは毎日一生懸命調教をつける若手にチャンスをと思っても、馬主からNGが出れば話はなかったことになる。ようやく回ってきたチャンスで優先出走権を獲る好騎乗を見せても、次はリーディング上位ジョッキーへ乗り代わりもしばしばだ。
近年の若手騎手は最初の3年間が勝負となる。最低でも51勝を挙げ☆(1キロ減)になっておかないと、4年目からはみるみる騎乗馬が減ってヒヤメシまっしぐら。逆に100勝して地力で減量の恩恵をなくす勢いがあれば、その後は明るくなる。最近では三浦、丸山がそうで、函館での活躍を見れば納得できる。
ちなみに競馬業界の末端、若手トラックマンはというと、夏場は朝4時に起きて週5、6日のハードワーク。今年も仲のいい記者が北海道を最後に足を洗うようだ…。
(美浦想定班・澤田裕貴)
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