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「夏の上がり馬」になる予感…

 週中に降り続けた局地的な雨の影響で、土曜の新潟競馬は芝が重、ダートは不良でスタート。しかし、次第に上空の雨雲が流れ、昼過ぎには晴れ間が見え、馬場は徐々に回復。今朝は、芝が良発表にまで戻っている。ソフトな芝であることは間違いないが、各馬が力を出せる状態まで回復したと言っていいだろう。

 本日、個人的に注目しているのが新潟9R・燕特別のストーンヘンジとシルクレイノルズの3歳牡馬だ。両馬ともデビューが遅くなり、春のクラッシックには間に合わなかったが、素質は高く「夏の上がり」となる可能性を秘めている。特に後者のシルクレイノルズは、繁殖牝馬として優秀な成績を残しているバブルプロスペクターから発展する系統で、近親にはザッツザプレンティがいる良血馬。父スペシャルウィーク、母父ブライアンズタイムで、スタミナ満載の配合だ。菊花賞では注目を集めているかも、と密かに思っている。

 3歳牡馬戦線はオルフェーヴルの1強ムードだけに「新星誕生」を期待したい。陣営は必勝態勢を敷いており、この馬のために函館から柴山が駆けつけた。条件戦のここは落とせない一戦とも言える。勝利はもちろん、秋に向けての勝ち方と内容にも注目したい。

(美浦想定班・松永篤)

2011年07月31日