関屋記念と言えば…

　今週の日曜・新潟メーンは関屋記念。夏の名物重賞として定着しているが、このレースが来るたび、思い出すのが、マイスーパーマンが勝った９４年だ。

　今でこそ高齢馬の活躍は珍しくないが、当時は９歳(現表記では８歳)という年齢だけで、バッサリ切れた時代。前哨戦の朱鷺Ｓで３着に好走していにもかかわらず、１４頭立ての１３番人気というのが大方の見方。当然、筆者もまず一番最初に馬柱欄に×（消し）をつけた。

　そんな低評価をあざ笑うかのように、まだ右回りだった新潟の直線で内からスルスル伸びて、ゴール寸前でシスティーナを鼻差捕らえてＶ。度肝を抜かれたと同時に、９歳馬が重賞を勝ったという状況を理解するのに時間を要した。

　今でもデータ重視の筆者にとって高齢馬は買いづらい存在だが、今年の関屋記念には８歳馬リザーブカードが登録。０８年２着、昨年３着と好走しているが人気はない。軸は◎セイクリッドバレーで堅いと思っているが、ヒモには必ず入れておきたい。

（編集部・古河雄一郎）

2011年08月01日