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猛暑に対応したレース条件を

 「去年が猛暑だったので、今年は例年程度の暑さでしょう」と春先の長期予報では名のある気象予報士が声をそろえていたのに…。「アツイ、アツイ。今年も猛暑じゃね?か!」これだけ暑いと、人はもちろん馬にも影響が出るのは至極当然な話だ。

 7月の京都や小倉でもゴール直前でジョッキーが手綱を引き、その場で下馬するシーンが何度か目撃された。スタンドから見ていると「あと数十mでゴールなんだから頑張ればいいのに」と軽く考えていたが、「あれ以上無理に動かすと、馬が熱中症になり生命に関わる問題だから」とある関係者が教えてくれた。

 追い切りは朝日が昇る前の涼しい時間帯に限定されるほど暑さには弱い動物が、夏場の日差しが照りつける日中に死力を尽くして走れば、スタミナ切れを起こすのは当たり前。昨年まで行われていた“はくぼ競馬”は夕暮れ時の涼しい時間の競走が目玉といっても開始時刻はお日さまがさんさんと輝く時間…。「レース数を限定して夕方にレースを集中させる」「夏場はオフに充てる」との声も聞かれるが、馬券の売り上げや従事員の就業時間、関係者の収入からも解決策には至らない。ならばせめて夏開催だけでも長距離戦や障害などのスタミナを要す条件は控えるというのはどうだろうか。それならば息切れする馬は間違いなく減るだろうし、乗り手の負担も減少するのは確実だと思うのだが…。

(栗東時計班・城谷 豪)

2011年08月27日