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武藤師が“カニ歩き”していた理由は…

 もう時効なので書きます。本人が読んだら…ごめんなさい。

 これは1年前の話。新潟競馬場へ意気揚々と乗り込んだ武藤調教師は、翌日のレースに備えてホテルで1泊。翌朝は管理馬のチェック、馬主さんへのあいさつなど、スケジュールを確認しながら支度を始めたそうだ。

 ところがここで異変に気付く。シャツを着て、ズボンをはいて…。あれ?ズボンがはけない。太ったのか?いや、そんなことはない。でも、ズボンがはけない…。ハッと目を疑った。よくよく見ると、それは自分のズボンではなく、息子の“学生ズボン”…間違えて持ってきてしまったのだ。

 ジーパンで仕事をするわけにもいかず、困った師は、ごまかすことを決意。ファスナーを閉めずに腰っぱきでベルトを締めて、シャツもダラッと着るなど目立たないように努力をしたが、何せキュウキュウのズボン…。真っすぐ歩くことができず、競馬場を“カニ歩き”していたそうだ。

 そんなカニ歩きの男に気付いたのが岩戸調教師だった。

 「武藤が七分丈のズボンをはいてカニ歩きしてるんだから、思わず笑っちゃったよ。それで言ったことが、『表彰台へ上がることになったら、ズボン貸してくれ』だって。貸したら俺が学生ズボンをはかなければならないでしょ?貸せるわけないでしょ」

 運良く?表彰台へ上がることはなかったが、学生ズボンで表彰台に上がる姿を想像したら、かなり笑えてきた。

 ちなみにズボンは、あいた時間にユニ○ロへ買いに走ったそうだ。もちろん、カニ走りで…。

(美浦時計班・佐野裕樹)

2011年08月28日