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海外のトップジョッキーが指摘する問題点

 いよいよ秋競馬。胸躍るシーズンがやってきた。この秋も多くの外国人騎手が来日予定。おなじみのルメール、デムーロに、ピンナ、ウィリアムズ。仏3年連続リーディングのメンディザバルも初めて短期免許を取得して参戦。競争の激しいフランスにおいて近10年でベスト3を外したことがないスゴ腕。天皇賞週からの騎乗で楽しみはもう少し先だが、その手腕を思う存分に堪能したい。

 海外では幼いころから馬に触れ、誕生日プレゼントには馬を買ってもらい、それを自らが厩舎で調教。そして週末はアマチュア競馬に参加する。まさに競馬文化・土壌が違う。日本では競馬学校に入学して初経験することを、海外では子供のころから体得しており、彼らはその中を勝ち抜いてきたエリートばかり。それだけにうまくて当然なのだが、そんな彼らも「日本のジョッキーの技術は高い」と認めている。では、彼らから見て何が足りないのか。

 「トラックに入ればキャリアは関係ないのに、先輩に気を遣って競馬をしているジョッキーが多い。このままではこれ以上の進歩は見込めない」と、競馬への姿勢を指摘する。騎乗依頼をする側も「外国人騎手ならそういった意味でも煩わしさがなく、納得できる競馬をしてくれる」という意見が多く、個々が強い意志を持って臨まなければ今後も外国人優先の流れは止まらないだろう。近い将来、日本人騎手だけで“胸躍るレース”が見られる日が来ることを願いたい。

(栗東想定班・安里真一)

2011年09月10日