ＷＩＮ５は競馬人気復活の起爆剤に…

　約１００万円の配当となった先週のＷＩＮ５。紺谷、森岡記者との３人会社（お金を出し合っての共同購入）は惜しくも外れたが、４レース的中とあと一歩のところまで大金に迫った。どうやら着実に「コツ」をつかんできているようだ。そう勝手に実感しつつも、そんな新馬券にすっかり“とりこ”となってしまった自分にも驚いている。

　この馬券の最大の魅力は一発逆転の破壊力。宝くじのような運任せではなく、「己の力」で大金を手に入れることができる点。もちろん３連単でも大金ゲットは可能だが、勝ち馬のみを追求するＷＩＮ５は思考がシンプルになり、観点自体も微妙に違ってくる。異端的な馬券のようで、実は「勝ち馬を探す」という競馬の原点がそこにはある。不況により陰りが見えてきた競馬業界だが、一獲千金の夢と競馬の根源にある面白さ、そのどちらも含んでいるＷＩＮ５は、今後大きな起爆剤になるかもしれない。

　一方で、馬券の種類は計９つとなり、その種類の多さが新規ファンにとって「取っつきにくい」ものになってしまう危険性も無視はできない。まずはＷＩＮ５の認知度を上げ、そして分かりやすい新聞づくりをすることが、我々記者の使命なのだろう。

（栗東時計班・浜口和也）

2011年09月18日