今年も北海道開催の２歳馬は豊作!?

　素質馬の宝庫と言われる北海道の新馬戦。昨年はレーヴディソール、グランプリボスといったＧ?ホースがデビューし、今年も数多くの有力馬が誕生したが、特に目立ったのが新種牡馬産駒だ。

　ダイワメジャー産駒からはオメガホームラン。クローバー賞は直線で進路が狭くなり、不完全燃焼のまま敗れたが、バネの利いた弾むようなフットワークで素質は高い。芙蓉Ｓ（日曜・中山９Ｒ）ではきっちりと巻き返してくるはずだ。

　アドマイヤムーン産駒からは２頭。まずは函館２歳Ｓを快勝したファインチョイス。またがった鞍上全てが絶賛しているように、センスの良さとスピードは文句なし。休養を挟みファンタジーＳから阪神ＪＦの予定。

　もう１頭はレッドアーヴィング。新馬戦は勝負どころで一気に取り付き、Ｇ前は流す余裕で圧勝。反応の良さは一級品で、順調ならば大舞台に立てる逸材とみている。

　北海道開催も今週で閉幕を迎え、約３カ月の出張も終了。未熟ながら今年は、後半の函館で本紙、札幌ではメーンコラムを担当した。おかげで今まで気付かなかった点や、自分に足りなかったものが見え、いろいろと視野が広がり、非常にいい経験をさせてもらった。つちかった固定観念を崩すことは容易ではないが、新たに成長するには必要なことだと感じた出張でした。

（美浦時計班・石堂道生）　

2011年09月30日