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今後のPOGは外国産馬が狙い目!?
歴史的な円高水準が続く日本。2010年9月15日に政府が約6年半ぶりの為替介入に踏み切って以降、協調介入も含めて何度か“劇薬”を投じているが、その傾向はいまだに変わらない。と、私らしからぬ知的な書き出しだが、日本競馬界も少なからずこの円高の影響を受けている模様だ。
先日、米国セールに参加したある調教師が「考えられない安値で馬が取引されていたよ。日本だったら億を超えてもおかしくないようないい馬が、その5分の1程度の値段だったんだ」と目を丸くしていた。無論、米国と日本では主流の血統背景が異なることも一因。米国はスピードとパワーを兼備したミスタープロスペクター系が重宝される傾向が強いが、日本はサンデーサイレンス系に代表されるようにスピード&瞬発力重視。両国のトレンドの違いが、思わぬ掘り出し物を生んでいる可能性はある。
ただ、今回の件はそれをも超越した“事件”だという。「米国で人気がない血統であることを考えても、本当にいい馬だからね。驚きの価格だよ」と、興奮気味に語っていたトレーナー。近々、日本競馬界を席巻するような外国産馬が登場すれば、その場合は決して今の持続的円高と無関係ではないはずとのこと。POGでは扱いが難しい外国産馬だが、来年以降は積極的に指名するのもひとつの手かもしれない。
(関西デイリー・大西修平)
2011年10月04日
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