３冠馬誕生…みんなの声が届いたようです

　史上７頭目の３冠馬が誕生。先週は菊花賞ウイークの栗東トレセンで、３冠馬にまつわる懐かしい人たちに会う、楽しい偶然が何度もありました。

　まずは、オルフェーヴルの父、ステイゴールドを担当していた山元厩務員。気性が難しく「大変やったわ」と懐かしそうに当時を振り返り、「子どもが３冠馬になってくれたら、こんなうれしいことはない」と話していました。ディープインパクトの市川厩務員は、プレッシャーについて「ここまで来たら案外ないものだよ。ダービー前はあったけどね。大丈夫でしょ」とオルフェーヴルの３冠に確信を持っていたようです。

　菊花賞当日の京都競馬場では、ナリタブライアンを担当していた村田助手にも会いました。「ＪＲＡのＣＭ（ナリタブライアンの菊花賞）を見て“懐かしいな”って。オルフェーヴルも３冠馬になってほしいね」と応援の言葉。みんなの声が届いたようです。

　オルフェーヴルとその関係者の皆さん、おめでとうございます。そして馬券を獲った方も、おめでとうございます。わたしはトーセンラー本命で馬券を外しましたが、負かしに行っての３着。いいものを見せてもらいました。さて今週は天皇賞・秋。どんなドラマが待っているのか…楽しみにしています。

（関東デイリー・竹下かおり）

2011年10月25日