息子のデビュー戦に感涙

　先日、今春から幼稚園へ通園している長男の運動会が開催された。我が子も初体験なら、親としても初めての運動会。少々の不安と高ぶる気持ちとが入り乱れ、まるで自分のことのようにさえ思えた。いよいよ運動会が始まると、開会式でグランドへ入場する我が子の姿や園児を代表して宣誓をする年長さんの姿を見ているうちに、ウルウルと涙ぐむ自分が。この時点で感動です。

　そして競技が始まり、息子の初種目となる個人徒競走の順番が。結果残念ながら１位とはいかなかったが、２位に入ることができた。そしてメーンイベントである親子競走の順番に。これは子供をおんぶして中間点まで走り、寿司をまねて作られた背負い物を子供に背負わせ、再度親が子供を背負ってゴールを目指すという内容だ。

　アラフォー豊満パパである当方は周囲の若いパパさんに比べるとスピードの絶対値で劣るのは明らか。そこでコース形態を分析した結果、インから決して離れず、経済コースを通ることを決意。好スタートもやはりスピード不足は否めず６人中４番目で中間点へ。息子が要領良く背負い物をセットし、そのまま背中にしがみつかせ猛ダッシュでゴールを目指すと、後続の追い上げを抑え１着でフィニッシュすることができた。初めての運動会で“１等”を取らせてあげることができてひと安心。忘れていた競走に勝つという気持ちを十数年ぶりに思い出した。この調子で某クラブで出資している愛馬もぜひ初勝利を…とは欲張りすぎか!?

（美浦時計班・石渡重伸）

2011年10月26日