気温も財布も温かい小倉出張に

　11月に突入しても昼の気温は25度近くに達し、半袖でも通用するほど。元来のめんどくさがりの性格が災いして、衣替えのタイミングを逸し続けているが、来週からは小倉出張が控えている。今週こそ本気で取り組まねば。

　そういえば昨年暮れの小倉も異様な気候だったっけ…。ジョッキーも朝一番こそ厚手の上着を着込んで攻め馬を消化していたが、日が昇り始めると上着を脱ぎ、最後には半袖にプロテクター。夏さながらの格好でケイコをつけている騎手もいたほどだ。中間の気候も安定しており、休日のパチンコ屋の開店待ちでも寒さに震えることがなかったのは何よりだったが…。

　これまでの冬場の出張といえば、吹きっさらしのスタンドで、突風や入り込んでくる雪と戦うためカイロや暖房器具を常用。それでもストップウオッチのボタンを押す感覚がなくなるほどの寒さに苦しむのが常だった。開催日も降雪で発走時刻が遅れ、昼休み返上で働くことが数多かっただけに、昨年の出来事がいまだに信じられない状況だ。

　さて、今年も過去のような苦境にもだえることになるのか、それとも今の気候をキープしたまま昨年のような過ごしやすい環境となるのか。天気予報を見る限りは後者の可能性が高く、やや楽観視してはいるものの、そんな時こそ得てして期待を裏切られる結果が待ち受けているのもの。気を引き締めて出張に向かいたいと思う。

（栗東時計班・城谷　豪）

2011年11月12日