女房からの情報に一安心

　先週の当欄・安川記者のコラムにはドキッとさせられた。ー『息子を競馬好きの、道楽者に産んだ私を許しておくれ』と母は女房に泣いてわびたそうだ。ー作家、故・岩川隆氏の一文だという。

　安川記者は、「父親に新聞社で働いていることは伝えたが、競馬関係であることは言いそびれてしまった」と苦しい胸の内を明かしている。

　筆者は妻の両親に、新聞社で働いていることは伝えたが、競馬関係であることは言いそびれてしまった。自分がやましいとは、これっぽっちも思っていないのに…である。

　さて、今週はジャパンカップ。「例えば、野球なんかも“強い巨人”があって“打倒・巨人”に燃える阪神があるから、盛り上がるんじゃないかな？東京で行われるジャパンＣに関東馬２頭では、やっぱりさみしいよね」とは国枝師。それでも凱旋門賞上位馬が参戦して、迎え撃つ日本勢もほぼベストメンバー。ここで盛り上がらなければ、競馬はいつ盛り上がるのだろうか？

　ー『息子を競馬好きの、道楽者に産んだ私を許しておくれ』ー女房は笑った。そして、母が月１回のパソコン教室で、『馬三郎』を検索するのを楽しみにしていると教えてくれた。

（美浦時計班・佐野裕樹）　

2011年11月25日