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有馬記念の好走パターンは!?
12月になった。JCダートが終了し、年内のJRAのG?は残すところ3戦。阪神JFに朝日杯FSと2歳王者決定戦もあるが、スポーツ紙所属の記者的には、大忙しの有馬記念へ向けての業務を強く意識する時期(ほかのレースを粗末に扱うわけではないが)だ。3冠馬オルフェーヴル、ラストランとなるブエナビスタを軸に、さまざまな企画を用意して紙面を展開していくことになる。
いろいろなデータがあるなか、今回はひとつの“有馬好走パターン”を紹介したい。それはリピーターの活躍が目立つ一戦であること。03年以降の8回で、前年か前々年の有馬記念3着以内馬が1頭も馬券に絡まなかったケースは1度もない。
▽03年シンボリクリスエス(1着=02年1着)
▽04年ゼンノロブロイ(1着=03年3着)、タップダンスシチー(2着=02年2着)
▽05年リンカーン(3着=03年2着)
▽06年ディープインパクト(1着=05年2着)
▽07年ダイワメジャー(3着=06年3着)
▽08年ダイワスカーレット(1着=07年2着)
▽09年エアシェイディ(3着=08年3着)
▽10年ブエナビスタ(2着=09年2着)
リピーターを多く生んでいるのは、中山がほかの競馬場以上に各馬のコースへの適性が表れやすい特殊性を持つことが、ひとつの要因だろうか。
となると―。今年“必ず1頭は馬券に絡む”とデータが教える馬は、ヴィクトワールピサ(10年1着)、ブエナビスタ(09、10年2着)、トゥザグローリー(10年3着)の3頭。予想にひねりを効かせたいタチの当方としては、トゥザグローリーが現時点で気になる。
「トレイルブレイザー(4着)の位置を取れていれば良かったけど、うまく潜り込めなかった。上手に乗れなかった。このメンバーでもやれる馬なんだけど」とは、ジャパンC(11着)での福永のコメント。その悔しそうな表情は印象的だった。走りごろの叩き3戦目。一発が怖い。
(関東デイリー・野田口 晃)
2011年12月06日
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