気持ちを新たにする再会

　今週木曜の美浦トレセンで、09年の５月をもって勇退した斎藤宏元調教師と久々に話す機会がありました。担当厩舎だったこともあり懐かさがこみ上げ、近況を含めていろいろと話を聞かせてもらいました。

　「今は美浦トレセン近くの国際馬事学校で教官をしていて、きょうは同期でもある畠山吉師の好意で厩舎を見学させてもらうために生徒を連れてきました。馬関係の仕事へ就きたい人が集まってくるので、いろいろ教えている毎日です」と話す姿には充実感が漂い、とても元気そうで安心しました。「やはり騎手や厩務員になりたい人が多く、まずは競馬学校試験の合格が大きな目標。卒業生の伴くんが現在、競馬学校の２年生で騎手を目指しています。それに続けと他の生徒も一生懸命頑張っていますよ。今回トレセンを見学させてもらうことで、生徒のモチベーションも上がるだろうし、成長を見るのが本当に楽しみ」と笑顔で話してくれました。

　その話を聞いて、日ごろは忘れがちですが、競馬関係の仕事に就きたい人が多く、それを目指してみんな頑張っているんだと痛感。“その人たちに負けないように、もっと精進しなければ”と、改めての思いを強くする実り多い再会でした。

（美浦想定班・塩手智彦）

2011年12月09日